3-1.早めに済ませよう!個人事業主登録のやり方&メリット・デメリット

近年、副業やフリーランスなどの多様な働き方は増えています。
会社を辞めてフリーランスで仕事をしていく上で、早めにしておきたいのが「個人事業主登録」です。
この記事では「個人事業主登録」のやり方とメリット&デメリットをお伝えします。
目次
そもそも個人事業主とは?
個人事業主登録の出し方
個人事業主登録しないと罰せられる?
個人事業主登録するメリット
個人事業主登録するデメリット
まとめ
そもそも個人事業主とは?
個人事業主とは、企業から独立して継続的に事業を営む人のこと。
税務署に「個人事業主登録」を出すことで、正式に個人事業主と認められます。
ちなみに「個人事業主登録」を出さなくても個人事業主と名乗ることはできます。
「個人事業主登録」の出し方
「個人事業主登録」は事業開始から1ヶ月以内に出さねばなりません。
お住まいの地域を管轄する税務署に、記入した「個人事業の開業・廃業等届出書」を持参または送付しましょう。
「個人事業主登録」しないと罰せられる?
「個人事業主登録」をしなくても特に罰則はなく、開業した年の事業収支を税務署に確定申告すると、それが開業届の代わりとなります。
ただしその場合は白色申告しかできませんのでご注意ください。
個人事業主登録するメリット
フリーランスの人が「個人事業主登録」して得られるメリットは主に2つあります。
1.青色申告できる
「個人事業主登録」を済ませると、確定申告で青色申告する権利が得られます。
青色申告では最大で65万円の「青色申告特別控除」を受けることができ、控除を受けることで所得税の大きく減らすことが可能です。
確定申告と聞くと難しそうなイメージですが、弥生会計やfreeeなど、家計簿と似た感覚で簡単に青色申告用の帳簿が作れる会計ソフトがあるので安心してくださいね。
ちなみに青色申告するには「青色申告承認申請書」の提出も必要です。
青色申告承認申請書は申告を行う年の3月15日までに提出する必要あります。
たとえば、2022年分の確定申告を青色で行いたい場合、2022年3月15日までの提出が必要です。
2.青色申告で赤字を繰り越せる
青色申告では最大で3年間赤字を繰越すことができ、翌年以降の黒字と相殺できます。
たとえば、1年目が500万円の赤字で、2年目から4年目が200万円の黒字の場合を考えてみましょう。
1年目の所得は−500万円、2年目は−500万円+200万円で−300万円、3年目は−300万円+200万円で−100万円、4年目は−100万円+200万円で100万円となり、3年目までは所得税がかかりません。
個人事業主登録するデメリット
会社を辞めて失業保険をもらっている期間に「個人事業主登録」をすると、失業手当が終了してしまうので気をつけましょう。
失業手当をもらいきってから「個人事業主登録」するのがおすすめです。
個人事業主登録はお早めに!
フリーランスとして生きていくなら「個人事業主登録」は必須です。
同時に「青色申告承認申請書」も提出し、賢く節税しましょう!
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