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これってセクハラ?自分でできる対処法や具体例を教えて!

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ひどいセクハラに悩んでいるなら、今すぐ会社や誰かに相談すべき。でも「日常に潜む軽度なセクハラ」は、「セクハラか微妙だし仕事がやりにくくなるのは嫌」と我慢している方も多いはず。今回は、そんなお悩みを自分で解決するために、違法なセクハラの具体例や対処法について解説します。

目次

1. 身近な問題SOS女子トーク#1「セクハラ」
2.そもそも、セクハラってどんな行為?
3.会社に相談するべき?対応してくれる?
4.軽度のセクハラでも損害賠償できる?
5.円満解決に向けて。自分でできる対処法は?

1.身近な問題SOS女子トーク#1「セクハラ」

とある日の女子会…

今回の登場人物

A子


大手メーカー勤務のバリキャリ。会社では姉御肌のできる女。実は最近、セクハラに悩んでいる。

D恵


弁護士事務所勤務のパラリーガル。おっとりしているようで芯が強い。

A子
なんか最近セクハラ?っぽいの悩んでるんだよね。そもそもセクハラってどの範囲で成立するのかな?
D恵
セクハラってのは、相手が不快に感じたら成立するんだよ。
A子
へぇ。じゃあ飲み会で二の腕触ったりとか。普段仕事中でも、いきなり頭ポンポンしてきたりとかも、セクハラなんだ。これ、会社にいうべきかな?
D恵
会社はね、セクハラに対処すべき義務があるんだよ。場合によっては、謝罪とか配置転換とかもしてくれるはず。
A子
そっかぁ。会社に言ってみようかな。これ以外に対象法はある?
D恵
損害賠償も場合によってはできるよ。軽いケースでも、50万くらいが相場かな。でも、やめたくないでしょ?
A子
まぁそりゃね。でももっとひどいセクハラ受けてる子もいてさ。かわいそうなの。
D恵
円満解決のためには、自分で行動を起こすしかないね。まぁまずは、同僚に相談して仲間を作る。その後、直接「やめてください」って本人に言うべき。それでもダメなら、労働監督局や弁護士に相談すべきかな。
A子
こういうとき、パラリーガルは役に立つね。イケメン弁護士紹介してね
D恵
本当に悩んでる?笑

2.そもそも、セクハラってどんな行為?

まず、セクハラというのは、「相手が不快に感じる性的言動やそれを拒否することによって不利益を与えること」を指します。簡単に言うと、上司や同僚に性的な言動で「嫌!」と感じた時点でセクハラに当たります。

もちろん、拒否したことが原因で配置転換や嫌がらせなどを受けた場合は、法的措置も考えるべきというくらい重度なセクハラになります。

厚生労働省の指針によると、セクハラは、大きく2つに分かれます。
1つは、対価型セクハラ。性的な言動で相手に不利益を与えるケースのこと。例えば、性的関係を迫ったが、拒否したのでクビというのはこれに当たります。

2つめは、環境型セクハラ。性的な言動で、相手だけでなく会社の環境も悪化させるケースのことです。

今回のケースでは、飲み会や会社内で無意味に体を触るという不適切な行為により、労働意欲が低下しているので、環境型セクハラになります。「今日イライラしてるけど生理?」など、性的な言動をして相手を不快な気分にさせるのもこれにあたります。

重度のセクハラは「対価型」、軽度のセクハラは「環境型」覚えておけば良いでしょう。

厚生労働省の指針(平成18年厚生労働省告示第615 号) 参照

3.会社に相談するべき?対応してくれる?

では、会社に相談した場合、対応してくれるのでしょうか?

まず、会社は労働環境について整備すべき義務があります。セクハラについて相談窓口を整備したり防止のための措置をとらなければいけないんです。セクハラが発生している場合はもちろん、発生の恐れやセクハラかどうか微妙なケースでも相談や適切な措置をとらなければいけません。

なので、会社に相談するべきです。会社の人事部などの相談窓口すれば、通常は対処してくれるはずです。社としては、配置転換や行為者の謝罪、労働条件に不利益が生じている場合はその回復のための措置をとる必要があります。

4.軽度のセクハラでも損害賠償できる?

では、軽度のセクハラでも損害賠償はできるのでしょうか?

セクハラとして裁判で認定されれば、損害賠償請求も可能です。裁判まで起こさなくても、当事者同士の和解で済むケースもあります。損害賠償の額については、悪質なセクハラ行為があった場合でも200万程度が限界です。個別ケースにもよりますが、軽度の場合は、50万円程度が相場と理解しておきましょう。

仮に、相手に損害賠償を求める場合は、証拠が必要となります。まずは、いつ・どこで・誰が・どんなことをしたのかという点が明確でないといけません。また、同時に物的証拠も必要になります。例えば、メールや録音音源、病院に行った場合は診断書などです。

今回のケースのように、軽度のセクハラの場合は、日記が使えます。これ以外にも、セクハラを受けた日にメモをとっておくことも有効です。この場合は、日付を忘れずに記載するようにしましょう。

5.円満解決に向けて。自分でできる対処法は?

「会社に報告すべき」とお伝えしましたが、小さな会社の場合、実際上「相談窓口なんてない」こともあると思います。こういう時は、まず同僚に伝えることから始めてください。信用できる仲間に相談し、共感を得ることが大切です。

そして、次が一番重要です。相手に「嫌だ」ということを明確に伝えましょう。実際、セクハラをする人は、悪気なくやっているケースも多いんです。これだけでセクハラが収まることもあります。なんとなく、不快な顔をするだけでは伝わりません。「やめてください」と真顔ではっきり言うことが大切です。

「でも、職場の空気が悪くなるのでは?」と不安になるかもしれません。

そんなときのために、先に仲間を作っておく必要があるんです。自分の味方を増やせば、セクハラをする本人も大きく出ることはできません。

仮に、「仲間なんて作れない」という場合は、最終手段です。人事部に伝えたあと、各都道府県の労働管理局に相談するか、弁護士に相談しましょう。会社や相手に対し法的措置をとることを考えなければいけません。

「自分だけが我慢していればいい」なんて思わないで下さい。あなた自身が勇気を出せば、必ず嫌な現状は変わります。

 

yuikomore

司法浪人中にこの世界に浸かってしまったフリーライター。無駄に法務博士(職業)の学位あり。ノマド女子と言いながら、在宅ワークが多いのが最近の悩み。もう一度NY...

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