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大人女子にオススメ!海外コメディ『マーヴェラス・ミセス・メイゼル』

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女子向け海外ドラマというと「キラキラしていて自分には届かない感じ。でもなんか憧れる!」みたいな設定って多いですよね。今回ご紹介するドラマは、単なる「キラキラ」とは一味違う感覚が楽しめる30代女子におすすめのドラマ。今回は、夫に浮気された女性がコメディアンになる!?「マーべラス・ミセス・メイゼル」をご紹介します。

目次

1.なぜコメディアン!?海外ドラマ『マーヴェラス・ミセス・メイゼル』
2.単なる女性向け海外ドラマじゃない!見どころ4つ
①ギルモアガールズの脚本家が描いた主人公であること
②随所に散りばめられたフェミニスト的視点
③1950年代のファッション、そしてジャズ
④馴染みのないユダヤ人ジョークが結構笑える
3.誰かの人生が動くと周りに波及していく

なぜコメディアン!?『マーべラス・ミセス・メイゼル』

 

◯あらすじ

ときは、1958年のニューヨーク。高級住宅地にあたるアッパーウエストサイドに住むミッジは、夫と子供たちに恵まれ、幸せな日々を送っていました。彼女は「パーフェクトな主婦」であり、夫のために見た目も常に完璧です。

しかしそんな幸せな日々は、夫の浮気が発覚したことで、音を立てて崩れ堕ちてしまいます。しかも夫は出て行くと言い出すのです。1日にして幸せが崩壊したミッジは、酒に酔った勢いで夫が趣味で訪れるコメディクラブで、夫ネタの漫談を披露し、コメディアンになる決断をするのですが…。

◯意外性のある上昇志向の女性コメディ作品がヒット!

こちらのドラマは、本家アメリカでも大人気の作品となり、ドラマ版のアカデミー賞にあたる第70回エミー賞では8部門を受賞しました。現在AmazonPrimeVideoにてシーズン2まで公開されており、今後も継続が決定しています。

「夫の浮気→コメディアン」という設定が突飛ですが、さまざまな場面で主人公ミッジの女性コメディアンとしての素質を垣間見ることができます。上昇志向の女性のドラマといえば、医者、弁護士、歌手、スターなどが定番ですが、まさかの「コメディアン」で登りつめるというの設定に意外性があるんです。

このキラキラしすぎてない感じ、気になりませんか?

単なる女性向け海外ドラマじゃない!見どころ4つ

独断と偏見で見どころ4つをお伝えします!

ギルモアガールズの脚本家が描くリアルな女性像

 

「ローレライとローリーみたいな母娘の関係になりたい!」人生で何度この言葉を聞いたことか…。

完全に海外ドラマフリークの言う言葉ですが、「ギルモアガールズ」は海外ドラマ好き女子なら一度は見たことがあるハートフルコメディです。ストーリーもシンプルで、小さな田舎町で16歳で子どもを産んだローレライが娘ローリーと暮らす日常を描いた物語

アメリカでも日本でも人気だった本作ですが、今回の『マーヴェラス・ミセス・メイゼル』は、ギルモアガールズの脚本を描いたエイミー・シャーマン=パラディーノが手がける女子コメディということで注目が集まりました。

エイミーが描く女性たちは、まさにリアル。女性キャラクターの性格が魅力的なだけでなく、生き生きと自分の人生を選んで生きている様子が必ず描かれています。時に強く、時に感情的になり、それでも必死に生きて行く女性像が彼女の描く女性キャラクターなんです。

誰もが共感できる日常的な出来事に、揺れ動く女性のリアルな感情を描くのがエイミーの得意技。ギルモアガールズを観たことがある方はもちろん、観たことがない人でも必ず楽しめる女性キャラというのが1つめの見どころポイントです。

散りばめられたフェミニスト的視点

また見逃せないのが、随所に散りばめられたフェミニスト的視点。ウェディングドレス姿のミッジの映像から始まり、典型的な1950年代の女性像を展開していきますが、少しずつ彼女の服装が変化していきます。

煌びやかなドレスを身にまといヒールを履いていたはずが、いつまにかパンツスーツやフラットシューズを履くようになり、彼女自身が1人で自立していく様子が服装からわかるようになっているのです。

もちろんファッションだけではありません。主人公が夫だけに目を向けるのではなく、少しずつ自分自身に目を向けていくようになり、「家の中にある女性の幸せ」以外の選択肢を徐々に探し求めます。

今まで知らなかった外の世界と接するようになり、「女性だけが礼節を重んじられる」「女性コメディアンは相手にされない」「やっかみをうける」などの問題にも直面し、現代でも共感できる女性差別の実態も浮き彫りになるという展開は、ただの女子コメで終わらせない作者の意図をうかがい知れます。

世の中を知らない女性が、夫の浮気がきっかけで外の世界に目を向ける。自立して自分の人生を歩みだしていく様子は見ていて心地よい! 独自の視点で政治や社会問題にも関心を向けるようになるミッジに、見ている側は共感と賛辞を送りたくなるはずです。

1950年代のファッション、そしてジャズ

THE MARVELOUS MRS. MAISEL Official Trailer | Prime Video

画像:THE MARVELOUS MRS. MAISEL Official Trailer | Prime Video

女子ドラマなんだからファッショナブルな部分は欲しい。大丈夫です、きちんとそこも押さえています!

『マーベラス・ミセス・メイゼル』の設定は1950年代のニューヨーク。男性はツーピースのスーツ、女性はクラシカルでフェミニンなワンピースの時代です。主人公は富裕層にあたる役柄のため、当時のレトロでカラフルな衣装が楽しめます。個人的には、帽子が可愛いんですよね。見ているだけでときめきます。

ストーリーが進むと、パリの街並みやファッションを楽しむこともでき、女性の心をしっかり鷲掴みにしてくれます。

また音楽も素敵!1950年代に流行ったジャズやソウルの歌が流れ、コミカルなストーリーに大人のムードが注がれます。ニューヨークの夜の街とジャズがマッチし、ストーリーに引き込まれていく展開は見ものです。

サウンドトラックもあるので、ドラマが気に入った方はぜひ聞いてみてください。夜の音楽にぴったりです。

馴染みのないユダヤ人ジョークに笑ってしまう

画像:THE MARVELOUS MRS. MAISEL Official Trailer | Prime Video

さて、最後のポイントです。突然ですが皆さんは、ユダヤ人のステレオタイプなキャラクターって想像できますか?

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ユダヤ人といえば「成金、商売人、数字に強い」がステレオタイプなイメージです。日本でいうと、「真面目、アニメ、侍!」みたいな感じでしょうか。

この物語でいたるところにそんな「ステレオタイプなユダヤ人」が盛り込まれておりクスっと笑えます。主人公ミッジの父は数学者で母親は専業主婦“いわゆるユダヤ人の裕福な家庭”で、ハヌカなどユダヤの風習などもきちんとこなすお家柄です。他方、夫のジョールの家は商売人で商売のためなら嘘もつく。そんな典型的なご両家です。

行事があれば家族みんなで集まり、お決まりである「ユダヤ人13人をナチスから救った」という義父の武勇伝をウンザリしながら聞きます。日本人からすると、笑っていいのかと考えてしまう部分もあるのですが、それをコミカルに描いています。

そしてこの家族が集まるとき、必ず問題が起きます。親戚や家族が集まれば、面倒なことが起きる。これって万国共通ですよね?

ユダヤ文化を知らない人でも「こんな感じなんだなぁ」と楽しめる、それも魅力の1つです。

誰かの人生が動くと周りに波及していく

このドラマは主人公1人だけの人生が動くのではありません。最終的には、1人の女性の人生だけでなく、波及的に周囲の人生も左右していくことになります。「自分の人生ってこれでいいのかな?」「本当に自分で選んでいるのかな?」と人生とは何かを考えさせられる点で、大人のドラマといえるのではないでしょうか。

私はライターなので、「私の書きたかったことはなに?」といきなり自分に問い始めて撃沈することがあるのですが、どんな人でもふとしたことがきっかけで「この仕事で良かったのかな?」「この人と結婚して良かったのかな?」とか不安になるときっとあるはず。

そんな人生の岐路に立たされたとき、どんな人生を生きていくかはもちろん自分次第です。『マーベラス・ミセス・メイゼル』では、人生のアップダウンをなんとか乗りこなし、威風堂々と自分の人生に変えていく女性の生き様が楽しめます。

大人の女性でも楽しめる一風変わったキラキラ?ドラマが見たいなら『マーベラス・ミセス・メイゼル』に決まりです!

yuikomore

司法浪人中にこの世界に浸かってしまったフリーライター。無駄に法務博士(職業)の学位あり。ノマド女子と言いながら、在宅ワークが多いのが最近の悩み。もう一度NY...

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